バックパッカーの必修科目・世界史のすゝめ

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たいやき

たいやき

【世界史×旅×世界遺産】ナレッジパッカー。アラビア語スピーカー。「歴史を知る」必要性を問いかける旅をしています。

こんにちは!たいやき(@taiyaki_tabi96)です。

 

いきなりですが、

「高校時代、世界史苦手やったわー」

「歴史きらいなんだよなぁ」

 

とか言ってるバックパッカー諸君!

とりあえず集合!

 

今日は前置きとか一切なしです笑

 

いきなり結論言っちゃうと、

 

 

世界を旅するにあたって重要かつもっとも実用的な知識こそ世界史

 

 

です!

 

言い切ります、これは。

 

なんで断言できるかというと、

 

歴史を知らずに世界を旅するのと知ったうえで旅するのでは、得られるものの量や質にあまりにも大きな差が生まれるからです。

 

これまでぼくは30か国あまりの国を訪れましたが、行った国すべてで歴史の知識の重要性を実感してきました。

 

 

例えば、

ここはどこでしょう?

 

 

 

 

そう、

 

 

正解はエルサレムにあるユダヤ教の聖地・嘆きの壁(West Wall)です。

 

 

エルサレムは旅人が一度は行きたいと思うほど、とても人気の場所ですが、そんなエルサレムの歴史をどこまで知っていますか?

エルサレムという街はただの観光地ではありません。

歴史抜きでは絶対に語れない、壮大かつ壮絶な過去を抱えていて、世界でも類を見ない複雑な背景を背負う街なのです。

 

そしてその歴史は今現在のエルサレムの姿に直結するものであり、

「歴史なんて過去のことだから今には関係ないよー」

なんて言ってる場合じゃないんですよ?!笑

 

その歴史を知っているか、知らないかによって、実際に街を訪れたときに感じること、学ぶこと、得るものは全然ちがいます。

 

例えばさっき嘆きの壁の写真を出しましたが、英語名が「West Wall」になっていますよね?

「地球の歩き方」や「Lonely Planet」でも全く同じ表記になっているのですが、

「なんで嘆きの壁なのにWest Wallなの?西の壁になっちゃうやん」

って思った方、するどい!

 

そう、嘆きの壁は西の壁なんです!

 

そもそも嘆きの壁は、古代ユダヤ王朝であるヘブライ王国時代に建てられたエルサレム神殿の壁の一部だったんです。

 

〈エルサレムの紋章〉

 

それがバビロン捕囚やアレクサンドロス大王の東方遠征、十字軍遠征などによって、エルサレムの街が荒廃と再生を繰り返す中で、エルサレム神殿は消滅し、残った壁が今ある嘆きの壁なんです。

で、嘆きの壁はもともとエルサレム神殿の西側にあった壁だったから、「West Wall」。

なんで「嘆きの壁」というネーミングかというと、ユダヤ人たちにとっては自分たちの信仰の場であった神殿が対外戦争などによって崩壊し、無念の想いをしてきたから、「嘆きの壁」と呼ばれています。

 

 

…どうですか?

ほんのわずかな歴史を知るだけで、嘆きの壁に対する見方がグルリと変わりませんか??

 

 

なぜ壁だけが残っているのか、

なぜユダヤ教の聖地になっているのか、

なぜエルサレムにあるのか、

 

これらの答えは歴史が教えてくれます。

 

 

 

お次はここ。

我らがバックパッカーの聖地・タイ

 

タイは正式には「タイ王国」といい、王室は国民から絶大な信頼と尊敬を集めていることで有名であり、日本の皇室ともご縁が深いんです。

ザックリいえば、 「タイ王室は絶大な権威と影響力を持っている」 といったところでしょうか。

 

じゃあなんでタイ王室にはそんなに権威があるのでしょうか?

 

その答えももちろん歴史にあります。

〈タイ王宮〉

 

理由のひとつは、

タイは日本と同じく、歴史上一度も欧米列強の植民地支配を受けなかった、

ということが挙げられます。

実は数あるアジア諸国の中で、歴史上ずっと独立を守ってきたのは日本とタイだけなんです。

 

王朝こそ変われど、他国からの支配による断絶がない。

韓国もパッと見、王朝交代だけのようですが、20世紀前半に日本からの植民地支配を受けており、そこでいったん断絶しています。

 

日本の皇室の権威があるのは一貫した長い歴史があることが一つの理由であり、 「権威や伝統は長い時間を経ることで、より深くなっていく」 という観点で見ると、

タイ王室にも相応の長い歴史があり、周辺の東南アジア諸国の中でずば抜けた存在感を放っていたからこそ、今のタイ王室があるのでしょう。

 

 

 

 

街中至るところに国王や王妃の肖像画が飾られています。

(2016年9月に行ったときの写真のため、故プミポン国王の肖像になっています)

タイに行ったことある人にとっては、もはやおなじみの光景?笑

 

これだけたくさん飾られていると、街中のありふれた光景としてスルーしてしまいそうですが、歴史的なバックグラウンドを知ってからながめると、また違う景色が見えてくる気がしませんか?

 

 

 

なぜ街中に国王の肖像画があるのか、

なぜ国家が流れるとタイ国民は動きを止めるのか、

なぜタイ王室はそこまで尊敬されているのか、

 

これらの答えは歴史が教えてくれます。(2回目)

 

 

世界各地を旅するということは、それだけ世界の情報や景色を自分の目で見られるということです。

 

こんなにも 貴重で良い経験と機会を、最大限自分のものにすることが出来るカギの一つが「歴史という実用的な知識」 であると、ぼくは思っています!

(歴史は苦手だー、という人にこそぜひ歴史を学んでみてほしいなぁ)

 

 

歴史の知識を武器に、世界を駆けまわってきてください!笑